【取材日記】悪魔と深い海の間に立った文在寅政権
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.03 10:30
米時事週刊誌タイムは2016年、シリアの内戦を避けてリビアから欧州に密航する難民を取材した。難民は地中海で運よく救助されなければ海で溺死することを知りながらもいかだに乗った。当時の記事のヘッドラインは「悪魔と深い海の間で」だった。どの選択をしても苦しい状況ということだ。悪魔が追いかけてくるが、目の前には深くて青い海が広がっていれば、どういう決断をすべきなのか。
双龍車解雇者の復職を推進した韓国政府を眺めていると、このヘッドラインが思い浮かんだ。昨年12月31日付で解雇者71人が復職した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が解雇者問題に言及してから5カ月ぶりだ。