【中央時評】過去清算、改憲、ビットコイン:大韓民国革命の3つの顔(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.19 14:41
周恩来は生涯を中国社会主義革命に献身し、死後にも中国人から尊敬された中国現代革命のナンバー2だった。穏やかな微笑みの裏に強烈な歴史意識と革命家としての冷酷さを兼備した周恩来が一度、革命がどれほど難しい課題かを語ったことがある。「フランス大革命(1789)をどう評価するか」という外国記者の質問に対する周恩来の答弁は「それを評価するにはまだ早い」だった。中国指導者特有の悠長な歴史観を表した発言でもあり、一方では70年にわたり革命の現場に献身した周恩来にも革命はやはり至難の課題だったという告白だった。
文在寅(ムン・ジェイン)政権が2年目に入った最近、2016年から燃えていたろうそく革命は一方では依然として明るく光っているが、別の一方では少なからず揺れている。すべての革命的変化の第1章に該当する過去の清算は依然として揺らぐことなく進行している。過去の腐敗と権力の誤用・乱用は次々と司法的な断罪を受けていて、過去の清算作業は大きな抵抗なく進んでいる。問題は新しい秩序の創出だ。最近、改憲議論をめぐるあいまいな不協和音、ビットコインブームの前で表れた政府の混乱した姿は、革命的気勢を新しい秩序として安着させることがどれほど難しい課題かを改めて見せている。