韓経:【社説】加速する米国発の金利正常化、韓国も他人事でない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.22 10:54
米連邦制度理事会(FRB)は20日、連邦公開市場委員会(FOMC)会議を開き、来月から満期を迎える国債や住宅抵当証券(MBS)の債券を買い入れず、市場に売って保有資産を縮小することにした。グローバル金融危機後の量的緩和過程で買い入れた債券を市場に放出するということであり、FRBがまた流動性の吸収に動き出したことを意味する。
資産縮小規模は来月の100億ドルをはじめ、3カ月ごとに100億ドルずつ増やし、12カ月後には月500億ドルずつ縮小する計画だ。これを受け、金融危機前の1兆ドル未満から現在4兆5000億ドルまで増えたFRBの保有資産は毎月減り、それだけ市中の流動性も縮小する見込みだ。9年間続いた量的緩和が終わり、緊縮が始まったということだ。米国発の金利正常化が加速する。FRBは年内にもう一度利上げすることを示唆した。現在年1.00-1.25%の米国の政策金利が2020年には年2.75%まで上がるという見方も出ている。