「小さく遅いためレーダーに捕えられない…北“空き缶”無人機のほうが脅威的」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.14 13:16
北朝鮮無人機は粗雑だがより脅威的だとの警告が海外から出された。米国外交協会(CFR)のベン・ジャクソン研究員は11日(現地時間)、外交専門紙『フォーリンポリシー』に寄稿したコラム「Kim Jong ∪n’s Tin Can Air Force(金正恩のあき缶空軍力)」を通じて、北朝鮮の低価格無人機が「粗雑であるがゆえに実際には軍事的革新」という「無人機パラドックス」を提起した。
ジャクソン研究員は「韓国の技術的優位にもかかわらず、北朝鮮無人機は探知されないまま韓国防空網を突いた」とした。粗雑であることがより脅威的である理由は、北朝鮮無人機が高性能を指向する現代の武器体系の発展方向とは正反対を行く逆発想で、むしろ防空網の隙間を突いているためだ。ジャクソン研究員は「過去半世紀の間、軍用機の脅威力は敵の防空網を突破できるかどうかにかかっていた」とし「このため“もっと速く”か、“もっと高く”かの2つの方向が防空網突破の方法だった」と説明した。これによって「防空網は“速く高く”飛ぶ飛行体を探知する側に焦点を合わせた」という。