危険なPM2.5に対策も予算もない韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.26 09:28
しかし現在の状態では環境部のこうした計画は難しいとみられる。PM2.5の測定に関連した来年の予算が全く確保されていないからだ。
国会環境労働委員会の金聖泰(キム・ソンテ)議員(セヌリ党)は25日、「2014年の環境部・国立環境科学院の予算案を見ると、粒子状物質予報システムの構築と運営のために17億ウォンが策定されただけで、PM2.5の予報に関する予算は全くない」と指摘した。
大気汚染と粒子状物質が人体に及ぼす影響を研究してきた檀国大医大のクォン・ホジャン教授(予防医学)は「PM2.5は呼吸器の最後の部分の肺胞にまで到達するうえ、重金属や有害化学物質成分も多量に含まれ、健康に及ぼす影響がはるかに大きい」と述べた。またクォン教授は「韓国政府がその間、大気汚染が減っていることに満足し、PM2.5対策を軽視した」と話した。