スターリンが米に韓国戦争参戦を誘導していた…極秘文書発見(2)
スターリン書記長の文書は、北京大学歴史学部のキム・ドンギル教授が2005年にロシアの3大国立文書保管所のひとつである社会政治史文書保管所(RGASPI)から入手した旧ソビエト連邦の資料(文書番号fond 558、opis 11、delo 62、listy 71~72)に含まれていた。スターリン書記局長が韓国戦争について開戦前後の国際情勢と、自分の戦争構想を具体的に言及した文書が公開されたのは今回が初めてだ。この文書はスターリン書記局長が米国の介入を懸念し、金日成(キム・イルソン)主席の南下侵略の計画に反対したという通説を覆す内容が含まれている。
文書の最後に、スターリン書記局長は撤収した国連安保理にソビエト連邦が復帰すると言い「これは米政府の好戦的な政策を暴露し、米国が安保理を利用するのを防ぐために効率的だったからだ」と書かれている。