【コラム】「3-3-3」の夢広げる平昌冬季オリンピック(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.12.15 15:27
2番目の3は、第3次産業だ。韓国の製造業すなわち第2次産業が困難を経験している。第3次産業の拡大と第3次産業への前進が必要かつ急務だ。第3次産業の核心が観光と文化、そして金融だ。平昌オリンピックは観光と文化を振興する直接的なきっかけとなる。大韓民国の観光・文化・芸術・公演インフラを拡大してグローバル化と先進化を推進する起爆剤になるだろう。同時に大韓民国を再び全世界に刻印させることになる。
3番目の3は、東洋の3国だ。2018年に大韓民国は平昌でオリンピックを開く。その2年後の2020年には日本の東京で夏季オリンピックが開かれる。再び2年後の2022年には北京で冬季オリンピックが開かれる。このように1つの地域で続いてオリンピックが開かれるのは初めてのことだ。今こそ東洋の時代が開かれるのだ。そして、その最初の扉を韓国が開く。江原道はこの3つの地域をつなぐ「オリンピックルート」を提案している。北京を出発して中国の琿春(高速鉄道)~ロシアのザルビノ~江原道の東海岸(船)~日本の境港~東京に至る道だ。そのボトルネックに位置する北朝鮮が参加すれば、はるかに効率的な交通網になるだろう。