中国の顔色をうかがう最近のハリウッド映画
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.14 10:58
ウィル・スミス主演のハリウッドブロックバスター「メン・イン・ブラック3」。タイムマシンに乗って過去に戻りエイリアンの攻撃を防ぐという内容のアクション映画だ。先月末に韓国など85カ国で公開され、11日現在4億8964万ドルの興行収入を上げている。中国でも「黒衣人3」というタイトルで公開され、10日で4800万ドル相当のチケットが売れた。米国を除くと最も多い収入だ。
だが、数百万の中国観客はこの映画のハイライトのひとつであるニューヨークのチャイナタウンでの銃撃シーンを見ることはできない。映画に登場する中国人悪役キャラクターのためだ。ジェイ(ウィル・スミス)とケイ(トミー・リー・ジョーンズ)が中国人のレストランスタッフに変身したエイリアンを撃って殺す場面など13分間がカットされた。ジェイが特殊装置で中国人の記憶を消す場面も削除された。中国人に対して否定的な印象を与えかねないという理由からだ。