【社説】米下院慰安婦聴聞会、日本は恥ずかしくないのか
第2次世界大戦当時の旧日本軍による「慰安婦」被害者聴聞会が昨日、米下院外交委員会アジア太平洋・環境小委主催で開かれた。 米議会史上初めてであるうえ、韓国人2人のほかオランダ人のジャン・ラフ・オハーンさんも証人として出席したことで、慰安婦被害がアジアだけのものではなく、全世界的な問題であることが明らかになった。 現在でも地球のあちこちで起きている女性虐待、人権じゅうりんを考えると、慰安婦問題は単なる過去の歴史という次元を大きく越える。
今回の聴聞会は、米議会に先月提出された慰安婦決議案の外交委・本会議採択のため最初の手続きだ。 97年から昨年まで似た決議案が6回も提出されたが、日本の執拗なロビー活動などで採択には至らなかった。 今回は必ず本会議を通過することで、反人倫的戦争犯罪には時効がないという点を、全人類に刻印する契機にしなければならない。