【コラム】核では平和を得ることはできない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.16 13:02
73年前から2つに別れ、戦争と平和の間に立っている韓半島(朝鮮半島)では想像しうるあらゆることが起こる。北朝鮮が休む暇もなく核を爆発させミサイルを打ち上げて火薬の臭いが立ち込めているかと思えば、いつのまにかソウルと平昌(ピョンチャン)で和解の祝歌が聞こえてきている。
韓国戦争(朝鮮戦争)後初めて訪問した「白頭(ペクトゥ)血統」の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会第一副部長は文在寅(ムン・ジェイン)大統領と共に女子アイスホッケー単一チームを応援した。世界中の関心は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が提案し、文大統領が受け入れた南北首脳会談へ向かっている。米国のペンス副大統領は「外交欠礼」という批判を甘受しつつも意図的に北朝鮮の金与正第一副部長と金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長を無視した。南と北、米国が各自のカードを投げたわけだ。韓半島の運命は今一度戦争と平和の試験台に上がった。
文大統領はついに韓半島問題の運転席に搭乗した。金与正氏は兄の金正恩委員長の親書を伝達した後、「統一の新しい章を開く主役になられることを願う」と話した。「統一の主役」になるためには解決しなければならない難題が多い。文大統領は「条件を作っていこう」と言ったが実質的な鍵は「早い時期に」成功させようという北が握っている。