【社説】南北単一チーム…韓国内の批判声にも耳を傾けるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.19 13:34
南北(韓国・北朝鮮)が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)での女子アイスホッケー単一チーム構成に合意したが、反発が強い。選手当事者と事前に同意していない一方的な単一チーム決定に反対する世論が収まらない。青瓦台(チョンワデ、大統領府)ホームページの掲示板には18日、単一チームに反対する意見が次々と書き込まれた。9日のSBS(ソウル放送)世論調査でも72.9%が単一チーム構成について「無理にする必要はない」と答えた。20代、30代では単一チームに反対する意見が82%にのぼった。
スポーツの政治化を懸念する体育界のほか、個人・公正・脱権威のような価値に敏感な若者が反発しているのだ。政治的大義のために出場権を譲歩しろという論理が「天下り」「不公正」論争につながった。どうせ「メダル圏ではない」という李洛淵(イ・ナギョン)首相の言葉はこれに油を注いだ。「1位でない選手はショーでもしろというのか」という批判が出てきた。