北朝鮮、抑留米国人の突然の釈放なぜ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.23 08:44
抑留米国人3人をめぐって米国に最高位級特使の北朝鮮訪問を要求した北朝鮮が、このうちの1人を突然釈放した。米ホワイトハウスと国務省は21日(現地時間)、ジェフリー・ファウル氏(56)が抑留6カ月ぶりに故国に帰ってくるとして「北朝鮮の決定を歓迎する」と明らかにした。北朝鮮の朝鮮中央通信は22日「金正恩(キム・ジョンウン)同志がオバマ米大統領の度重なる要請を考慮して、米国人犯罪者ファウル氏を釈放させる特別措置を取った」とした。北朝鮮は、米政府が直接航空機を平壌(ピョンヤン)の順安(スンアン)空港に送ってファウル氏を乗せて行った。ファウル氏はグアムを経て22日、オハイオ州ライト-パターソン空軍基地に到着した。
ファール氏は4月に北朝鮮を訪問して聖書を清津(チョンジン)のホテルの部屋に置いていた容疑で5月に出国過程で逮捕された。ホワイトハウスと国務省は、ファウル氏の釈放過程で平壌駐在のスウェーデン大使館が役割を果たしたとして謝意を示した。また、残っている米国人抑留者のケネス・ペ氏(46)とマシュー・ミラー氏(24)についても釈放を促した。