京畿道安城市三竹面(キョンギド・アンソンシ・サムチュクミョン)にある北朝鮮離脱住民(脱北者)定着教育施設であるハナ院。国家保安最上級施設に指定され、ベールに包まれていたハナ院だが、8日、開院10周年を迎えてマスコミに公開された。現在、脱北者は1万6000人余り。10年間、ここで過ごした人員は1万4297人(87.1%)にのぼる。
ハナ院では12週間420時間にわたって民主主義と資本主義、市場経済教育を含め、コンピューターと製菓・製パンなど職業教育を進行する。社会に足を踏み出す前に予行演習をするわけだ。住民登録番号もここで付与され、北脱出者たちにとっては第2の故郷となる所だ。