船舶・半導体・鉄鋼…韓国輸出主力業種の華麗な帰還(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.02 10:06
大型航空機は左側と右側のエンジンがともに稼動してこそ離陸することができる。片方のエンジンだけでは飛び上がることはできない。経済も同じだ。輸出と内需(消費+投資)という2つのエンジンが一緒に稼動してこそバランスの取れた成長ができる。韓国と同じ小規模開放経済国でも輸出にばかり依存して内需を軽視できない理由だ。
韓国経済に輸出中心の薫風が吹いている。輸出が回復し片方のエンジンは確実に熱くなっている。問題はもう片方のエンジンだ。輸出が増え投資も拡大しているが消費は依然として冷え込みから抜け出せずにいる。輸出が増えれば企業の生産・投資が増加して雇用が拡大し消費も改善するものだが、この循環はまだはっきりと続いていない。現在の景気状況を「春来不似春」(春はきたが春のようでない)という理由だ。