巨額投じられた新羅王京復元作業は順調だが…世界文化遺産抹消を憂慮する声も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.05 13:19
慶尚北道慶州市仁旺洞(キョンサンブクド・キョンジュシ・インワンドン)にある東宮と月池の東側発掘現場。あちこちでかなづちを叩く音が響き渡っていた。1万1922平方メートルの広さの平地が掘り返され、茶色い土がむき出しになっていた。20人余りの作業員が方々に散らばって地面を掘り返し石を掘り起こす作業に熱中していた。東宮と月池は新羅王宮の別宮跡だ。国の慶事がある時や大事な客を迎える時、こちらで宴会を催したという。
東宮と月池だけでなく、慶州歴史遺跡地区全体に、最近、工事の音がこだましている。月城(ウォルソン)、皇龍寺(ファンニョンサ)址、月淨橋(ウォルジョンギョ)をはじめ、8つの遺跡で発掘調査の作業が行われていた。