黄長ヨプ氏以降最高幹部の脱北者、国家情報院の研究所に在籍
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.18 09:12
2年前に北朝鮮を脱出した後に行方がわからなくなっていた金日成(キム・イルソン)社会主義青年同盟核心幹部が国家情報院傘下の研究所に在職中であることが確認された。消息筋は17日、青年同盟両江道(ヤンガンド)第1秘書(責任者)を務めたソル・ジョンシク氏がこのほどソウル・道谷洞(トゴクドン)にある国家安保戦略研究所の研究委員に任用されたと伝えた。ソル氏は20人余りの他の脱北高官とともに北朝鮮情勢分析、対北朝鮮戦略樹立と関連した研究業務を遂行しているとされる。国家情報院側はソル氏が入国してから非公開状態で保護しており、現在も外部と接触を遮断して24時間特別警護措置を取っているものと把握された。政府はこれまでソル氏が韓国に亡命したという内外メディアの報道に対し確認も否認もしない立場を取っており、彼の所在をめぐる関心が増幅されていた。
ソル氏は1997年に亡命し昨年10月に死去した黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)労働党秘書以後に韓国に亡命した脱北者で最高位級の労働党関係者とみられていた。