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【時論】500兆ウォン時代、予算哲学を見直す=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.24 15:34
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予備妥当性調査の免除から始まり、超過税収、国債発行過程、補正予算編成にいたるまで国家財政に関連する一連の議論過程を見ると、予算に関する哲学が非常に乏しいと言わざるを得ない。

来年度の予算規模は500兆ウォン(約50兆円)を超えると予想される。2017年度に400兆ウォンを超えてからわずか3年ぶりだ。予算規模が急速に拡大している現時点で、政界は国家財政に対する長期的な視界と財政規律を確実に整える必要がある。それをしなければ「財政拡大は麻薬、財政ポピュリズムは毒薬」という批判を避けられないだろう。

 
予算哲学は富国安民へと進む国家の羅針盤だ。予算(BUDGET)を意味する英単語から国家財政運営に適用可能な堅実な予算哲学的な含意を見てみよう。

まず、Bは均衡(Balance)だ。国家の財源範ちゅうで節約と均衡に焦点を合わせなければいけない。政府と民間、中央政府と地方政府の機能分担原則に合意して守る必要がある。類似の事業を比較する均衡と比例の感覚を通じて、予算限度額を抑えようという努力が求められる。

Uは予算の使い道と優先順位(Usability)問題だ。予算を扱う者は公共性に関する情報の調整者だ。毎年、財政支出が国民生活にどんな影響を与えるかという分析に基づき、「政策がある予算」と「路線が明確な予算」を作成しなければいけない。国民の財政需要を綿密に検討し、合理的で優先順位に立脚した財源配分が行われることが重要だ。

Dは負債(Debt)と赤字(Deficit)問題だ。米ハーバード大のニーアル・ファーガソン教授は帝国の没落が「一夜の泥棒のように」突然訪れると主張した。ファーガソン教授は歴代帝国の没落が財政危機と関係があると強調した。財政収入と支出の間の深刻な不均衡が歴代帝国を何度も危機に追い込んだということだ。負債の津波が押し寄せる前に負債管理に注力することが当然の政策の帰結だ。

Gは世代会計(Generational accounting)問題だ。世代会計は現在の政策決定が未来の世代に与える影響について分析し、現時点で政府が提供するサービス費用のために未来の世代が耐えられないレベルの債務を負うのを防ごうというのが核心だ。『破産する未来』の著者、ボストン大のローレンス・コトリコフ教授は「高齢人口が急激に増える米国の現実を考慮すると、政策の変化が急がれるが、政治家は票を意識して既成世代に触れることができない」と指摘した。

Eは効率性(Efficiency)だ。これを考慮して財政の無駄を防ぐという意味だ。核心は財政支出の価値、すなわち価値を考慮した財政慣行を確実にすることだ。これまでの大小の予算事業のうち最初からすべきでない事業を強行することでどれほど多くの予算の浪費があったか、高費用の事例を一つや二つは思い出せるだろう。

Tはタイミング(Timing)だ。限られた予算を適所に適時に投入する。予算政策樹立の必要性の認識から実際に実行案を用意して執行し、効果を得るまでは時差が作用するという点を考慮し、予算投入のゴールデンタイムを逃してはいけない。

雇用創出と革新成長動力拡充および少子高齢化による財政圧力は「財政アルコール中毒」(Fiscal Alcoholism)につながり、結局はブレーキのない財政衝撃に帰着する。大韓民国60年の健全財政の伝統はいかなる状況でも堅持しなければいけない。そうしてこそ先の不確実性イシューに対する国家の財政実行能力が維持され、強化される。健全な財政なしに健全な政府はあり得ず、健全な政府なしに健全な国家は存在しない。

シン・ヘリョン/元国会予算政策処長

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