２０２２年のカタールワールドカップ（Ｗ杯）アジア２次予選の組み合わせが決まり、韓国・中国・日本が笑った。難しい相手を避け、最終予選進出が楽観できるからだ。ただ、それぞれの状況によって２次予選で注目されるポイントがある。

１０回連続の本大会進出に挑戦する韓国はレバノン、北朝鮮、トルクメニスタン、スリランカと同じＨ組に入った。韓国は１０月１５日（アウェー）と来年６月４日（ホーム）に北朝鮮と対戦する。１９９０年以来２９年ぶりに平壌（ピョンヤン）での南北戦が実現するかどうかに関心が集まる。２０１０年南アフリカＷ杯を控え、アジア３次予選（２００８年）と最終予選（２００９年）で相次いで南北戦があった。しかし北朝鮮のホーム試合はすべて第３国で行われた。

大韓サッカー協会は今回の２次予選の平壌開催を楽観している。サッカー協会関係者は「アジアサッカー連盟（ＡＦＣ）に問い合わせた結果、『北朝鮮は２次予選のホーム試合をすべて国内で行う予定だと答えた』という返答があった」と伝えた。組み合わせ抽選に出席した後、１８日に帰国した韓国代表のベント監督は「平壌アウェー試合が注目されるが、これは２次予選のうち１試合にすぎない」とし「油断せず必ず勝つという考えで準備する」と述べた。

日本はキルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルと同じＦ組に属した。難敵の中東チームを避けて安心している。「２次予選で若い選手に多くの機会を与え、世代交代の機会にする」というのが日本側の雰囲気だという。日本代表の森保一監督は「西野朗監督のタイ、吉田達磨監督のシンガポール、本田圭佑監督のカンボジアなど日本人指導者が率いる国と最終予選で会いたい」と余裕を見せた。

シリア、フィリピン、モルディブ、グアムと共にＡ組に入った中国は、Ｗ杯本大会行きのために帰化させたブラジル出身のＦＷ５選手を２次予選に投入する計画だ。中国スーパーリーグ広州恒大所属で２回の得点王（２０１３，１４年）となったエルケソン（３０）が９月の初戦から中国のユニホームを着てプレーする。リカルド・グラール（２８）、アロイージオ・ドス・サントス（３１）、フェルナンジーニョ（２５）、アラン・カルヴァーリョ（３０）も帰化手続きを終えて来年3月から追加で投入される予定だ。イ・ジャンス元広州恒大監督は「中国は最終予選の頃には競技力と選手構成で完全に違うチームに変わるだろう」と話した。