【取材日記】市民を不便にするデモは間違っている=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.19 15:19
17日、徳寿宮(トクスグン)の前。もともと広かった歩道は、人がすれ違うのも大変なほど混雑した。石垣の前のフェンスを撤去する文化財庁職員約30人と、ここに大型植木鉢や花壇を設置する中区(チュング)庁職員約30人が入り混じって作業をした。これらと、双竜(サンヨン)自動車の解雇労働者デモ隊との衝突に備える警察隊数十人余りが1カ所で絡み合った。市民は人々の間をかき分けて苦労しながら通り過ぎなければならなかった。一部の市民は「デモ隊は気の毒だけれども、私が不便をこうむるのは理解できない」として首を横に振った。
フェンスを撤去した後、大漢門(テハンムン)前の歩道はさらに奇異なものだった。石垣の前に人が1人ほど通れるように約1メートルの空間をあけて20x5メートルの大型花壇が設置された。その前をデモ隊が占拠している。警察は18日にも、デモ隊が花壇に入ったり石垣と花壇の間の空間を占拠したりするたびに、拡声器で警告して警察隊で取り囲むことを繰り返した。市内の真ん中で“一触即発”の対立状況が続いているわけだ。