魔女狩りのようなSNSへの攻撃的書き込み競争…結局入院したスピードスケート選手=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.19 14:59
「感情を表に出すような選手ではなかったので、オリンピック(五輪)の後に落ち着きを取り戻したと思っていた。ショックがこれほど大きいとは思わなかった」。スピードスケート女子国家代表のキム・ボルム選手が神経精神科の治療を受けて入院をしたというニュースが伝えられた今月15日、キム選手の所属事務所関係者はこのように話した。平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)の団体追い抜き競技でチームメイトいじめ騒動が起きた直後、キム選手はインスタグラムを閉鎖して選手村の部屋に閉じこもった。
だが、その後のマススタート種目で銀メダルを取った後、リンクでクンジョル(韓国伝統のお辞儀)をしながら謝罪の意を明らかにするなど負担を克服していっているように見えた。先月末には所属チーム江原(カンウォン)道庁が主催した行事で明るく笑いながら「今回のことで多くのことを学んだ」と明らかにした。しかしキム選手の母親のキム・ソンオクさんは「ボルムは人前に立つことを極度に恐れている。ソウルの個人病院に行ったが状態が深刻で、(故郷の)大邱(テグ)に通院させるようにした」と話した。所属事務所関係者は「事実確認ができていなかったにもかかわらず、度を越した非難と悪質な書き込みを浴びせされたら誰でもパニック状態に陥らないだろうか」と反問した。