奇妙な韓国銀行の勤労所得統計
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.19 11:33
韓国内で全国民が2016年の1年間で稼いだ勤労所得は合計いくらだろうか。韓国国税庁は所得税を課税、または免税した所得の総計が662兆ウォン(約68兆7750億円)だと発表した。韓国銀行は国税庁・雇用労働部の資料などを総合して推計した賃金と給与が625兆ウォンだと明らかにした。662兆ウォンと625兆ウォン、何と37兆ウォンの差がある。
2つのうち、どちらが正しいのだろうか。それは正確には分からない。確実なのは韓国銀行の国民経済計算の範囲が国税庁より広いという点だ。韓国銀行関係者は「課税申告をしない人は国税庁資料に含まれない」とし、「国民経済計算の方が大きな概念」と説明した。例えば、税金申告されていない家事手伝いや家庭教師の所得も国民経済計算には含まれる。常識的には「韓銀国民経済計算>国税庁資料」だ。