【コラム】試験台に上がった中国の大国崛起と韓国の中堅国外交(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.27 09:06
韓国は今回の事態を機に3つの教訓を得た。最初に、韓国は米中間で過度な戦略的曖昧性の中、状況別に揺らいではいけない。韓米同盟が行き過ぎた垂直的同盟関係に強要されてはいけないように、中国の無原則な報復を恐れて当然すべき選択を躊躇してはならず、すべきでないことをやってはいけない。時には短期利益を多少犠牲にしても原則のある外交姿勢を堅持することが中堅国外交の度量の広さである。
2番目、韓国は今こ中堅国家として総合的な国益計算能力、国民説得能力、立体的な外交力量を点検して培養しなければならない。現実的に国際問題が国内問題であり国内問題が国際問題として常に理解相反問題を内包しているため、両者を不可分の一体として総合管理するシステムと指揮体系を備えなければならない。何よりも政府各部署・国民の間の円滑な疎通が緊要であり、こうしたものに基づいて中堅国外交の新たな体系をしっかり立て直す必要がある。