100円=898ウォン…崩れた阻止線
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.29 09:06
「100円=900ウォン」の阻止線が7年2カ月ぶりに崩れた。
28日の外国為替相場は100円=898.56ウォンで取り引きを終えた。前日より3.73ウォンの円安となった。円に対しウォンが800ウォン台まで上がったのは2008年2月以来となる。この日のソウル外為市場では対ドルでもウォンが上昇した。前日より3ウォンのウォン高ドル安で1ドル=1070ウォン水準をかろうじて守った。
韓国の輸出企業は厳しい戦いをすることになった。ウォンが上がるというのは韓国で作った製品価格が海外で相対的に高くなるという意味だ。日本製や欧州製商品との価格競争で不利になる。LG経済研究院のカン・ジュング研究委員は、「景気が良くない上に通貨価値まで下がり日本とユーロ圏で輸入を減らす傾向が現れている」と診断した。その上で「通貨競争が激しくなり今年も輸出が景気を牽引する力が非常に小さい1年になるだろう」と予想した。