韓国陸上、このままではいけない<2>自分の利益を優先する指導者(1)
ベルリン世界陸上選手権大会を控えた今月初め。オーストリアで合宿を指揮した代表チームのコーチ1人が大会開幕を数日後に控えて帰国した。 個人的な業務のためだった。 このコーチが指導する選手は13日、一人でベルリン入りし、低調な記録で予選落ちした。 代表チームのあるコーチは数年前、泰陵(テルン)選手村を離れて平日にゴルフをしていたことが明らかになり、更迭された。
韓国陸上は24日(日本時間)にベルリンで閉幕した第12回世界選手権大会で全員予選落ちという最悪の成績表を受けた。 選手の精神力も問題だが、指導者の無責任と利己主義も指摘されている。
◇「外国人コーチに分かるはずない」=韓国陸上はこの数年間、数人の外国人コーチを招請した。 しかしほとんどが1年も持たずに帰っていく。 該当選手の所属チーム指導者が「指導方法が韓国選手に合わない」「選手の体調がよくない」「学校の授業を受けなければならない」などの理由を挙げて選手を度々呼び出すからだ。