日本プロ野球のオリックスに続いて中日までがイチローの獲得（４４）に加わった。

スポーツ報知は１９日、「中日がマーリンズからＦＡになったイチロー外野手の獲得を目指して正式にオファーしていたことが分かった」と報じた。中日の森繁和監督は「イチロー側と話を進めている」と話した。球団関係者も「調査していることは間違いない」と述べた。

イチローのメジャーでの通算成績は打率３割１分２厘、１１７本塁打、７８０打点で、メジャーリーグ現役選手通算安打１位（３０８０本）だ。ＭＶＰに１回、オールスターに１０回、ゴールドグラブに１０回、シルバースラッガーに３回選ばれている。

しかし４０代半ばに入ったイチローは技量低下と出場機会減少で立場が良くない。バックアップとして主に出場した昨季は１３６試合で打率２割５分５厘、３本塁打、２０打点に終わった。マイアミが２０１８シーズン２００万ドルの球団オプションを拒否し、ＦＡになった。イチローは依然としてメジャーリーグ残留を希望しているが、状況は良くない。

古巣のオリックスが真っ先にイチロー獲得に動いていたが、中日までが関心を見せ始めた。４０代半ばのイチローは「５０歳まで現役生活をしたい」という考えを何度か表してきた。スポーツ報知は「山本昌が中日で５０歳まで現役生活を送った実績があり、アピールの材料になりそうだ。イチロー自身も少年時代は中日ファンでもあった」と伝えた。