韓国軍「今後10年、北ミサイル迎撃体系ない…THAADが効率的」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.16 08:27
米国防総省のカービー報道官は13日(現地時間)の定例記者会見で、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)配備について、「韓国といかなる公式協議もしていない」と明らかにした。10日に「韓国と持続的に協議している」と述べてから3日後に発言を覆した。
カービー報道官の発言騒動で見られるように、THAADをめぐる韓国・米国・中国間の神経戦は激しい。中国の常万全国防相は4日、韓民求(ハン・ミング)国防部長官と会談し、「THAADの韓国配備を懸念している」という趣旨で述べた。
北朝鮮ミサイルに対する防御のために、長期的には中国を牽制するためにTHAADを韓半島に配備したい米国、一方、目の前で米国のレーダー網が自国を狙うのを容認できないという中国、そしてその間で米国も中国も敵に回したくない韓国が繰り広げるTHAADの政治外交学は、21世紀の北東アジア情勢を決める要素の一つだ。