謙虚な姿勢の安倍首相…改憲議席確保も世論に慎重
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.24 09:46
衆議院選挙の圧勝が確実視された22日夜から安倍晋三首相の忙しい日程が始まった。安倍首相は自民党本部で当選者の名前に花を飾り、メディアのインタビュー日程などを消化した後、23日午前2時に渋谷の私邸に戻った。安倍首相が執務室にまた姿を現したのは午前11時10分ごろだった。紺色のスーツに紺色のストライプネクタイ姿の安倍首相は記者の質問に対し「ここからが新たなスタートだ。政策を実行し、結果を出していきたい」と短く答えた。計465議席のうち284席、連立パートナーの公明党(29議席)まで合わせると改憲定足数の3分の2(310議席)を超える313議席を確保したが、安倍首相はこの日、謙虚な姿を見せようと努めた。
午後2時から自民党本部で開かれた記者会見。安倍首相は台風による被災者への慰めの言葉で始めた。そして「台風がいまだ北上していて、災害応急対策に万全を期していきます」と述べ、雰囲気を落ち着かせるように低い声で記者会見文の原稿を読んでいった。
「3回連続で過半数を頂いたのはほぼ半世紀ぶりだ。同じ総裁の中で3度の勝利は立党以来60年余りの歴史の中で初めてのことだ。であるからこそ謙虚に政策を進めていかなければならない」と国政運営に自信を表わしながらも、焦眉の関心事である改憲への言及は除いた。