韓国航空宇宙産業前社長の逮捕状請求の日、副社長が遺書残して死亡
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.22 08:51
韓国航空宇宙産業(KAI)の金仁植(キム・インシク)副社長(65)が21日午前8時42分ごろ、慶尚南道泗川(サチョン)の社宅のベランダで首をつって死亡した状態で見つかった。KAIのある職員は、金副社長が普段(午前7時)より1時間遅い8時が過ぎても出勤せず連絡も取れなかったため社宅に向かった。非常用のカギを使ってドアを開けて入ったところ金副社長の遺体を発見し、警察に通報した。金副社長は輸出代金回収問題を協議するためイラクなどに3日間出張し、前日帰国した後、この日未明に自殺したと、警察は把握している。
警察は居間のテーブルの上で金副社長が書いた遺書を発見した。遺書はKAIの社長と職員、家族に残したもので、A4用紙3枚分だった。河成竜(ハ・ソンヨン)前社長と職員には「いくつかの事業を進めたが結果的に迷惑をかけることになり申し訳ない。力を注いだが結果が良くなくて残念だ」という内容が書かれていた。妻と息子など家族には「先にいくことになって申し訳ない」という趣旨の内容があったという。居間には金副社長が飲んで残したビール2本と焼酎瓶1本も置かれていた。検察の捜査に関する内容はなかったと、警察関係者は伝えた。