韓経:【社説】回復する世界経済、韓国が「絵に描いた餅」にしないためには…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.05 11:09
世界経済に春風が吹いている。米国が堅調で、欧州・日本など先進国のほか中国・インドなど新興国の経済も上向いている。米国は3月の消費者信頼指数が16年ぶりの最高水準となり、2月の失業率は4.7%まで落ちるなど世界的な景気回復を牽引している。欧州の景気も回復している。2月の失業率は9.5%と8年ぶりの最低水準で、工場稼働率は2011年以来最も高い。日本も設備投資と輸出を中心に緩やかな回復傾向を続けている。ハードランディングの懸念が強かった中国も3月の製造業購買担当者景気指数が5年ぶりの最高水準となり、四半期別の成長率が前年10-12月期に6.8%に反騰するなど安定感を見せた。
国際通貨基金(IMF)は今年の世界経済の成長率予測値を昨年10月の3.1%から今年1月には3.4%に上方修正した。経済協力開発機構(OECD)景気先行指数は2015年5月以来、今年1月に基準値100を回復した。世界金融危機後の10年不況が終わる兆候があちこちで感知されている。