【経済view&】ウォン上昇の流れの肯定的効果(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.07 12:15
逆説的にも国家的災難が一個人には(一時的ではあるが)有利に作用する場合がある。筆者が英ロンドン支社に勤めた時期の話だ。通貨危機の真っ最中だった1998年1月にソウルに出張に来た。当時ウォンは通貨危機以前に比べて半分以下に落ちた。1ポンド当たり3000ウォンを超えた(最近は1750ウォン程度だ)。ロンドンでは10ポンドしたソルロンタンが韓国では1.5ポンド水準にすぎなかった。ロンドンでポンドで月給をもらう立場では韓国に来ると突然月給が2倍以上増えた感じだった。
最近はこれと反対だ。ドルが下がっている。すなわちウォンが上がっている。