【コラム】静かなウォール街デモvs騒がしいソウルデモ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.17 17:15
「ウォール街を占領しろ」(Occupy Wall Street)というスローガンでニューヨークで始まったデモが全世界に広がっている。 先週末にはウォール街での最初のデモから1カ月を迎え、「世界一斉行動日」集会が世界およそ80カ国・900都市で開かれたという。 この日ソウルでも一部の市民団体と労働団体を中心に小規模な集会があった。 金融圏の貪欲に抗議する今回のデモに、今後、米国や主要国の政治指導者がどう対応し、どんな政策を出すかが気になる。
今回の事態を眺めながら、改めて民主主義先進国の米国のデモ方式に注目することになった。 報道によると、ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ・コロンビア大教授がデモ現場で演説をする際、不法という理由で拡声器を使用できなくなると、スティグリッツ教授の演説の一言一言をデモ隊が復唱し、みんなに聞こえるようにしたという。 断片的な例だが、不満を抱いてデモに参加した人たちが自分たちの主張をしながらも、法をできるだけ守ろうという姿が非常に印象的だ。