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公開的に恥をかかせてフェイスブックで批判…安倍氏、朝日新聞の誤報列挙

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.16 09:01
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「これは私が書いた。以前、私がNHKに圧力をかけたとねつ造報道をしたことがあるが、朝日新聞は私に一度も謝らない」。

13日に衆議院予算委員会に出席した日本の安倍晋三首相が野党の希望の党の今井雅人議員の質問にこのように答えた。

安倍氏が自ら書いたと告白したのは6日に自民党議員のフェイスブックに投稿した「謝れない朝日」というタイトルの書き込みに対するコメントだった。

 
日本の首相が日本の有力新聞を批判する文を自身のアカウントを利用して同僚議員のフェイスブックに書き込んだと認めるという異例の事態が起こったのだ。安倍氏はこの文で「哀れですね。朝日らしい惨めな言い訳」と書き込んだ。

安倍氏がこの文を書いたのは朝日新聞が、最近、執拗に疑惑を提起している森友学園事件のためだ。2016年6月に私立学校財団の森友学園が小学校の敷地に国有地を鑑定価格(9億3400万円)の14%(1億3400万円)に該当する安値で買い入れた過程に安倍氏夫婦が関与したという疑惑だ。朝日新聞は昨年、この財団が政府に国有地取得を申し込んだ際に該当小学校の名前を「安倍晋三記念小学校」と表記したという内容を報道した。だが、後日これは事実でないことが明らかになった。これに対し、今月6日付の記事で朝日が「理事長から話を聞いて書いた記事」という独自の調査結果を出すと安倍氏は「朝日らしい言い訳」としながら総攻勢を始めた。

安倍氏は13日、国会で朝日新聞の過去の誤報まで列挙して朝日を非難した。

「過去にサンゴにKYという字を落書きしたのはダイバーだと書いたが、実際は朝日のカメラマンだったのに朝日は謝罪せず、結局責任は社長が取った…また〔慰安婦問題に関して済州道(チェジュド)で日本軍の命令を受けて多数の女性を強制連行したと明らかにしたが朝日が後日、誤報だと認めた〕吉田清治氏の証言は日本の誇りを傷つけた…今回の『安倍晋三記念小学校』の件も全く違ったが訂正していない。記者がすべき裏付けを取ると言う最小限のことをしないで書いた記事…」。

朝日は日本経済新聞と共に日本を代表する権威ある新聞だ。進歩的指向の朝日は保守指向である安倍氏とは世の中を見る視角が違ってしかるべきだ。このような朝日新聞を安倍氏はいつも「目の敵」にし、朝日の誤報を素材としてこれまで溜まっていた感情を爆発させた様子だ。

ことし1月初めに報道機関の新年挨拶会を回った時も安倍氏は朝日新聞を「毎日のように私を批判する新聞」等と表現して皮肉った。

教科書採択などの歴史歪曲問題や慰安婦問題などに関して朝日新聞は2000年代中盤から安倍氏と対立してきた。

一方、安倍氏に近い保守・右翼系の新聞は森友疑惑に関し、安倍氏が朝日新聞を批判するたびに「なぜ事実に反する報道をしても朝日新聞は沈黙を守るのか」と露骨に安倍氏側に立った。

このような対立の中、市中には『安倍談話と朝日新聞-慰安婦問題と南京事件はいかにして捏造されたのか』『なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか』などの本まで出ている。

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