【コラム】無料だって? 詐欺を働くな=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.23 11:53
年末精算は遡及立法として整理された。昨年1月1日に国会を通過した法律だ。それを1年余りが過ぎた今年4月にひっくり返すということだ。控除項目を少し増やす。結局2014年の年末精算は2回することになった。「13月の税金爆弾」と「14月のボーナス」。
それで終わりなのか。2月に片付けて5月に一部は戻して…。それでも終わらない。根本的な問題が残っている。財政赤字だ。5月の還付金が少なく適用される人が少なかったわけではない。所得控除から税額控除に変えたことが誤った方向だからでもない。事実このように変えれば高所得者が以前よりも多くの税金を支払わなければならない。低所得層に恩恵が向かう構造だ。正しい方向だ。
だがもともと控除方式を変えた目的は別のところあった。所得の再分配だけ狙ったとすれば上位所得者からより集めた分だけ中下位層の税金を割り引くこともできただろう。ところがそれは名分にすぎない。税金をさらに集めることが目標だ。税額控除に切り替えれば9300億ウォン程度さらに集められるという。意味もなく餅が出てきたのではない。シミュレーションを通じて設計して得た結果だ。この金を使う場所まで計算していた。