反面、韓国ＩＴ分野大企業のＭ＆Ａや投資実績は乏しい。サムスン電子の今年のベンチャー買収は５月に米国ビデオ関連アプリサービス開発業者Ｓｅｌｂｙ（セルビー）の人的資産を買収したのが全て。昨年にも買収や株式投資は７件に過ぎなかった。これさえも２件を除いて株の一部を協力レベルで投資したり技術人材を迎え入れただけのケースだ。米国の移動型ＣＴ装備専門業者ＮｅｕｒｏＬｏｇｉｃａ（ニューロロジカ、昨年１月）を買収し、ドイツの素材専門ベンチャー企業Ｎｏｖａｌｅｄ（ノバレッド）の株４０％投資（９月）程度が投資らしい投資であった。ＩＴ業界関係者は「サムスン電子が過去１兆ウォン台に達するＭ＆Ａを行ったが特別成果を出せなかった経験のためか口ではＭ＆Ａに積極的に乗り出すと言うが実際はとても消極的」と話した。

反面、米国の代表的ＩＴ企業Ｇｏｏｇｌｅ（グーグル）は２０１３年に１８件、今年は最近まで２０件のＭ＆Ａをした。この中には衛星業者Ｓｋｙｂｏｘ　Ｉｍａｇｉｎｇ（スカイボックスイメージング）、ロボット業者Ｂｏｓｔｏｎ　Ｄｙｎａｍｉｃｓ（ボストン・ダイナミクス）などグーグルの未来を担う会社が少なくない。人工知能開発業者であるＤｅｅｐＭｉｎｄ（ディープマインド）もＧｏｏｇｌｅの懐に入った。ゴーベンチャーフォーラムのコ・ヨンハ代表は「企業の規模が大きくなると官僚的な雰囲気が形成され内部革新が起きにくくなる」とし、「このような時はＭ＆Ａを通した外部からの革新を積極的に取り入れてこそ持続的に成長することができる」と強調した。
外国企業の「韓国ベンチ莃ー買収熱」は高いのに韓国企業は…（１）