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「粗末な食事に野宿・暴行」 …悪夢の国土巡礼=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.01 15:58
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「思い出すだけでぞっとする」。 忠清北道清州の中学校に通うチェ君(16)は先月26日、ソウル竜山(ヨンサン)戦争記念館で開かれたH少年探検隊の国土大長征発隊式当時まで、大きな期待を抱いていた。 教科書で習った鬱陵島(ウルルンド)や独島(ドクト、日本名・竹島)に実際に行けるうえ、新しい友達ができると思っていたからだ。

しかしチェ君の期待は一日も続かなかった。 翌日午前4時、国土大長征に参加した一行56人とともに鬱陵島行き旅客船が出発する江原道墨湖に到着したチェ君らは、のり巻き1本で一日を過ごさなければならなかった。

 
一日に1、2食が提供されたが、粗末な食事だった。 寝るところは旅客船ターミナル付近の駐車場だった。チェ君にぞっとするような事件があったのは30日。 この日朝、おにぎり1個を食べたチェ君は聖人峰に登り始めた。 しかし十分に食事をしていないうえ、登山の経験もなかったため、途中で座り込んだ。 すると探検隊のカン総隊長(55)は木で太ももと腕を殴り、髪の毛を引っ張って立たせた。

船の時間までに到着するには休む時間がないという理由でだ。 また倒れ込んでしまうと、今度は米国警察が犯罪者を扱うように腕を後ろにひねって立たせた。 次に座り込むと、いわゆる「別動隊」といわれる2人がチェ君の脚をつかんで引っ張った。 チェ君は右手首を骨折し、東海の病院でギブスをした。 チェ君は「最悪の思い出であり、もう二度とこういう行事には参加しない」と語った。

民間会社が運営する国土巡礼に参加した10代の青少年がプログラム運営上の問題や暴行を訴えた。 探検隊は10代の青少年56人を募集し、7月26日から8月12日まで18日間の日程(57万ウォン)で、鬱陵島と独島をはじめとする国土大長征に乗り出した。 悪夢は27日に鬱陵島に到着した後、30日に東海墨湖港に着くまで続いた。


「粗末な食事に野宿・暴行」 …悪夢の国土巡礼=韓国(2)

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    「粗末な食事に野宿・暴行」 …悪夢の国土巡礼=韓国(1)

    2012.08.01 15:58
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    国土大長征に参加したある女子学生が、探険隊長に木で殴られてあざができた太ももを見せている(写真=東海海洋警察署)。
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