<Mr.ミリタリー> 「金正恩委員長のICBM野心、南太平洋で来年初め完成」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.25 14:04
北朝鮮が初期の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星12」で米国領グアムを包囲射撃するという計画が、米国の強硬姿勢でひとまず鎮静局面に入った。しかし北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長のミサイルに対する欲望は止まらないようだ。北朝鮮はこれまで東海(トンヘ、日本名・日本海)にミサイルを発射してきたが、今はもう太平洋に目を向けている。北朝鮮のミサイル脅威と能力をミサイル専門家のクォン・ヨンス教授と分析した。海軍士官学校出身のクォン教授は最近、国防大学で定年退職した。
北朝鮮はスカッド(射程距離340キロ)とノドン(1300キロ)ではすでに実戦的な能力を保有している。しかしICBMと中距離弾道ミサイル(IRBM)はまだ完全に検証されていない。金正恩委員長はICBMとIRBMでも十分な技術力を確保したと誇示するため、23日に関連施設と細部内訳を公開した。北朝鮮が公開した写真に登場するミサイルは「火星13」と「北極星3」だった。「火星13」は2012年4月の軍事パレードに模型だけが登場した初期ICBM級のKN-08で、これまで一切公開されていなかった。また「北極星3」は初めて出てきた名称だ。北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の改良型とみられる。