韓経:【社説】周辺4強のリーダーシップ衝突、北東アジア新秩序が胎動か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.19 11:19
中国が南シナ海で捕獲した米国の水中探査機についてトランプ米次期大統領は「我々は中国に対し、彼らが盗んだ探査機の返還を望まないと話さなければいけない」とし、強硬な語調を続けたという。トランプ氏はすでに就任する前から「一つの中国」を認めることを拒否し、習近平主席の中国と対立している。トランプ式の「強い外交」の一端がはっきりと見える。中国も中国海域での米軍の偵察と軍事測量活動を直ちに中断するよう要求した状況だ。日本で先週開かれたプーチン露大統領と安倍首相の首脳会談も、異常なほど緊張感が漂っていた。プーチン大統領は会談に2時間ほど遅刻するなど外交的慣例を無視し、駆け引きをしたりもした。
米国と日本、中国、ロシアなど北東アジアを囲む4強指導者の強力なリーダーシップが露呈している。米国のトランプ氏、日本の安倍首相、中国の習近平主席、ロシアのプーチン大統領はすべて強力な指導者で構成されている。