「北朝鮮、テロ支援国指定に自身の道を歩むと挑発する可能性」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.22 10:25
ドナルド・トランプ米大統領が20日(現地時間)、北朝鮮をテロ支援国に再指定すると発表し、韓半島(朝鮮半島)の情勢も揺れる見通しだ。習近平国家主席の特使として北朝鮮を訪問した中国共産党対外連絡部の宋涛部長の北朝鮮訪問の結果に悲観的な観測が出た措置だ。
北朝鮮メディアはまず21日、いっせいに金正恩(キム・ジョンウン)委員長の勝利(スンリ)自動車工場の現地指導を大きく報じた。宋特使との会談やテロ支援国指定に関連した言及はなかった。核と経済の並進を主張している北朝鮮の立場で9月まで核とミサイルに集中したため、その後には年末まで経済を考えるという趣旨であるわけだ。
しかし、北朝鮮は2月、金正男(キム・ジョンナム、金正恩委員長の異母兄)のマレーシア空港毒殺事件以降、米国が北朝鮮をテロ支援国に再指定しようとする動きが出ると「テロといかなる関係がない我々にテロ支援国のレッテルを張ろうとするのは我々に対する体質的な拒否感と敵対的態度の表現だとしか言えない」(北朝鮮外務省報道官)と主張した。