米国・欧州・日本の「中央銀行」変身…韓銀総裁の選択は?(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.07.14 13:40
日本は昨年、中央銀行の指令塔を財務官僚出身者に変えた。1997年中央銀行の独立性を強化した新日本銀行法が制定された後、日本銀行の総裁は3代連続で内部出身者がつとめた。安倍晋三首相はこの枠組みを打ち破って財務省の財務官出身の黒田東彦氏を総裁に座らせた。彼を総裁に起用したこと自体が日本銀行の独立性への挑発だと見る人もいる。黒田氏はこうした非難を無視して日本経済の安定と成長という価値を全面に浮上させている。「アベノミクスの突撃隊長」と呼ばれる理由だ。
彼は物価下落と経済萎縮が繰り返すデフレーションの鎖を断ち切るために大々的な量的緩和を通じて物価を2%上昇させると約束した。日本円を印刷してお金が出回るようにした後、消費振興と投資拡大の過程を経て経済を安定した成長軌道に復帰させるということだ。黒田総裁が就任して1年ほどが過ぎる中、企業らの実績が改善されて消費心理がよみがえるなど日本ではアベノミクス効果が表面化している。