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【噴水台】ベビーポスト

2007.05.22 14:48
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出生の秘密を持つ主人公をめぐるトラブル、という仕組みは韓国テレビドラマの素材の定番だ。オブドゥンイ(捨て子)とのことを知らずに育った主人公が実の親に偶然に会った後悩むといった具合の、決まり切ったあらすじを何度も何度も繰り返す。それでも、視聴者は次回を見ずにはいられなくする演出者の捕虜になる。戦争と離散、絶対窮乏の時代を切り抜けた経験が、やむを得ず子を捨てる劇中の父母と簡単に「同一視」を成す源泉なのかも知れない。

 
韓国の伝統社会がオブドゥンイに寛大だったのは語源が立証する。「おんぶして、捨てた子」(ハングルの発音は「オボダ、ネボリンアイ」)に由来したと考えがちだが、韓国語学者の説明は異なる。接頭語「おぶ」は「一家の生計を保護したり見守る、とされる鬼や動物」を意味するとのこと。オブグロンイ(家の中で福の神と崇める大蛇)、オブドゥコビ(福の神の役割をすると言われるヒキガエル)、オブジョクゼビ(家の財産を増やしてくれると言われるイタチ)がそうした例だ。かつて農家ではそうした動物が家の中にすめば、財物を増やしてくれるとして追い出さず、むしろ家を出たりケガをしたりすると、厄害がやってくると信じた(チョ・ハンボム著『書き直したハングル語源物語』)。

子孫がない家の門前に子を捨てる場合が多かったから「ボク(福)ドゥンイ」として歓迎されたのだろう。

西洋も同じで、19世紀まで欧州には「ベビーポスト」という赤ちゃんポスト(こうのとりの揺りかご)があった。概して教会に多かった。くぐり戸や回転ドアを通じて赤ん坊を押し込めるよう考案された。1709年、ドイツ・ハンブルグの孤児院に設置された赤ん坊ポストは、養育費に耐えられないほど利用者が多く、5年後に閉鎖した、との記述もある。18世紀フランスの啓蒙思想家、ルソーは家政婦だったが妻になった女性との間に生まれた子女5人を教会の赤ん坊ポストに捨てた、と遺作集『告白録』に書いた。

熊本のカトリック系病院がベビーポストを設けたことで、激しい議論が広がっている。「赤ん坊の生命を救う最後の手段」という賛成論と「子を捨てることを助長する」との反対論が高まっている。病院側が生後3カ月以下の新生児を預かると公表したが、10日に預けられた最初のお客さんは三歳児だった。その子は自分の名前を告げた後「かくれんぼをしよう、と言われた」と話した。

ベビーポストは20世紀に入ってほぼなくなったが、90年代後半から欧州で蘇っている。ドイツだけでも約80カ所に設けられており、イタリア・ベルギー・オランダ・スイスなどに広がった。その時期が、適者生存の「無限な競争」を経済活動の支配原理とするグローバル化が広がった時期と一致する点が、尋常でない。

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