<干からびる韓半島>(下)20年以上経つ古い上水道管が本当の問題(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.29 16:31
保寧ダムから8市郡に送られる給水量は一日平均16万1800立方メートル。このうち漏水によって4万450立方メートルの水が漏れ出している。漏水率を道内平均である15.7%まで低くしても一日に1万5050立方メートルの水を節約できる。忠清南道で20年以上経つ老朽化した浄水管路は2224キロ。交換費用だけで2048億ウォンが必要だ。費用は全て各市郡が負担しなければならない。パク・サンモク礼山郡予算チーム長は「管内の上水道管を全て整備するには280億ウォンかかるが、1年の予算4300億ウォンのうち使用可能予算が400億ウォンに過ぎず、毎年少しずつ整備するほかはないのが実情」と話した。
一方、近隣の瑞山市(ソサンシ)は2006年から上水道管理を韓国水資源公社に委託しながら漏水率を28.5%から13.9%まで下げた。これに対し礼山郡も2012年に委託運営を試みたが。公務員労組が「水道料金が引き上げられる恐れがある」と反対して失敗に終わった。だが瑞山市の水道料金は委託後も大して変わっていない。水資源公社の関係者は「新規投資を通じて漏水を減らせば生産単価を引き下げて人件費も節減できる」と話した。