韓国、汚染減らす対策なし PM2.5基準だけを「日米水準に強化」(1)

韓国、汚染減らす対策なし PM2.5基準だけを「日米水準に強化」(1)

2017年04月05日10時35分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ソウルの空は最近、粒子状物質が大量に浮遊してぼやけた状態が続いている。そのうえ、日較差まで大きくなり、風邪など呼吸器疾患を訴える患者も増加している。

  このように空気の汚染が悪化し、政府が環境基準を強化することにした。環境部は4日、PM2.5(微小粒子状物質)環境基準を日米水準に上方修正すると明らかにした。PM2.5は直径が2.5μm(マイクロメートル、1μm=1000分の1ミリメートル)以下の小さい粒子状物質をいう。

  環境部のホン・ドンゴン大気環境政策課長は「PM2.5の環境基準を強化する案を検討するために、韓国大気環境学会に研究を依頼し、先週に報告会を開いた」とし、「世界保健機関(WHO)の勧告値の水準は現実的に難しく、専門家からも日米水準に基準を強化しなければならないという意見が多かった」と明らかにした。

  現在、韓国のPM2.5の24時間基準は立方メートル当たり50μg(マイクログラム、1μg=100万分の1グラム)以下、年平均基準では25μg以下だ。PM2.5の濃度が24時間の間、50μg、年平均で25μgを超えないように管理しなければならないという意味だ。24時間基準よりは長期間の露出を意味する年平均基準がもっと厳しい。

  だが、これは日米などに比べれば、非常に緩い水準だ。日米の環境基準は、24時間基準が立方メートル当たり35μg以下、年平均基準は15μg以下だ。政府の計画通りに両国の基準に合わせるなら、韓国の基準が現在より30%程度は強化されるわけだ。一方で、PM2.5の汚染が激しい中国は、韓国よりも基準が緩く24時間基準は75μg、年平均基準は35μgだ。

  現在を基準に、ソウルのPM2.5が3日ごとに超過する問題は、基準を強化するからといって粒子状物質事態が解消されるわけではないということを意味する。今年の1~3月にソウルのPM2.5の汚染度は平均34μgで、日米年間環境基準の2倍を超えている。24時間基準である35μgを超過した日も90日のうち34日にもなる。3日に1日は基準を超えているわけだ。

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