<人生と追憶>美味しい店を求めて天国ヘ行った日本漫画界の巨匠、谷口ジロー氏
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.13 11:15
世界的な日本漫画家、谷口ジロー(谷口治郎)氏が11日、東京で病気により死去した。69歳。この日、共同通信は谷口氏死去のニュースを伝え、葬儀・告別式は親族のみで行われる予定だと報じた。
韓国における谷口氏の代表作は『孤独のグルメ』。雑貨輸入店を営む中年男性・井之頭五郎が、日本各地の大衆飲食店で食事をする様子を描いた作品だ。「誰にも邪魔されず、気を遣わずものを食べるという孤高の行為。この行為こそが、現代人に平等に与えられた、最高の癒しといえるのである」。周辺の視線を気にせず、一人飯を楽しむ主人公・井之頭の姿は、人生に疲れた日本人の間で「一人飯・一人酒」ブームを巻き起こした。韓国・イタリアなど世界各国で翻訳紹介されたこの作品は、日本では2012年にテレビドラマとしても制作され、6年間放映が続いている。