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【コラム】韓国の安保もイスラエル水準に(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.19 13:33
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脅威的な安保環境の中で暮らしているイスラエルは違う。BBC放送など海外メディアによると、イスラエルはミサイル(誘導弾)やロケット弾攻撃を遮断する3段階の防御システムを準備している。敵が射程距離250キロ以上の長距離ミサイルで攻撃してくれば、アローミサイルで迎撃する。射程距離70-250キロの中短距離ミサイルが飛んでくれば対空防衛システム「デービッドスリング」で防ぐ。このシステムは来年、実戦配備される予定だ。

さらに目を引くのがアイアンドームだ。射程距離4-70キロの短距離推進体の攻撃を防ぐシステムだ。すでに実戦で効果が証明された。2012年11月にイスラエル戦闘機がパレスチナ武装団体ハマスの軍部最高幹部アフマド・ジャバリ氏を攻撃して殺害すると、ハマスはその報復として多連装ロケット砲をイスラエル領土で発射した。延坪島攻撃に使われたロケットと同じ系列だ。ハーレツ紙など現地メディアによると、ハマスは4日間にロケット弾737発を発射したが、イスラエル軍は脅威とならない464発には対応せず、残り273発をアイアンドームシステムで迎撃し、245発を遮断した。90%の迎撃率だ。ロケット弾攻撃が無力化され、軍事的・心理的打撃を与えられないことを知ったハマスはすぐに発射を中断した。

 
ロケット弾の脅威を受けない米国・ロシア・中国にはこういうシステムがない。必要は発明の母だ。イスラエルは生存に必要であるため独自開発した。国民を安心させ、敵を絶望させる心理戦の効果も大きい。実際、韓国ほど敵の脅威をうんざりするほど受ける国もない。そういう国がミサイル・ロケット弾の防御をこれほど放置してきたというのはアイロニーだ。朴槿恵政権は敵の挑発が続く中、国民の生命と財産を守り、国内外の不安を眠らせなければならない。そのためには国土防御用ミサイル・ロケット弾防御システムから整える必要がある。韓国もイスラエルのようにしよう。必ずできるはずだ。

チェ・インテク論説委員


【コラム】韓国の安保もイスラエル水準に(1)

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