【中央時評】リーダーシップの危機:サッチャー症候群、朴槿恵症候群(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.14 13:24
サッチャー元英国首相は朴槿恵(パク・クネ)大統領のロールモデルだ。英国病を治癒したサッチャリズムこそ、韓国病を治癒できるリーダーシップと考えた。このため「鉄の女」サッチャーをモデルに「原則の女」朴槿恵の姿を明確にしている。
ところがサッチャーモデルに過度に没頭したためだろうか。サッチャーの問題点まで似つつあるのが朴大統領の姿だ。英国の時事週刊誌エコノミストは1983年5月14日付に「問題はサッチャーだ」という社説を掲載した。そして1年後の84年7月7日付に「依然として“問題”はサッチャー」という記事を載せた。サッチャーの個性とスタイルが問題ということだ。これを変えなければ、サッチャー第2期政権は第2次世界大戦後最も無能な政府に転落する危険があるという警告を出した。