英国小説家H.G.ウェルズが『宇宙戦争』を出したのは110年前の1898年だ。タコのような形をした火星人が物凄い武器を使って地球を侵略するという空想科学小説だ。
その100年後の1997年に「コンタクト」というSF映画が登場した。 映画の主人公エリー(ジョディ・フォスター)は電波望遠鏡で宇宙の生命体を探す科学者だった。 エリーはベガ星(織女星)から受けたメッセージの設計図通りに宇宙船を建造し、宇宙人に会ってくる。
宇宙生命体が存在するかどうかという疑問はかなり以前から人類の想像力を刺激した。 人類は疑問を解くために40年前、地球外文明探査(SETI)プロジェクトを開始した。 「コンタクト」のように電波望遠鏡でとらえた宇宙電波の中から人工電波を区別する作業だ。