「北朝鮮でも就職できるだろうか」 ベトナムで「北韓流」を期待する「韓流」ファン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.27 15:19
今月24日、ベトナム・ハノイ迎賓館横のリータイトー公園。迎賓館では米朝首脳会談事前議論のために北朝鮮代表団が厳粛な表情で出入りしているが、すぐ50メートル横ではベトナムの若者たちがK-POPに合わせてダンスの練習の真っ最中だった。「韓国」を媒介に緊張感と溌剌とした雰囲気が交差する異質の風景だった。
日曜日を迎えて近くのホアンキエム湖に出かけた市民が彼らの観客だった。流れ出る歌はデビューして半月にもならない韓国アイドルグループITZYの曲だったが、ベトナムの人々はこの小さな公演を自然に受け入れた。
翌日(25日)訪れたハノイ市内のK-POPショップ。平日昼間の時間帯とあって客は多くなかったが、週末にはティーンエージャーで混みあうという。3階に位置した66.1平方メートル(20坪)余りの大きさのこのショップの1階からはK-POPが流れ、ハングルメニューのある韓国式カフェがあった。1階カフェを運営している韓国人が1カ月前、3階にK-POPショップを追加で開いた。このショップのスタッフであるウンエンカンリンさん(22)は「主要客は10~15歳の青少年」としながら「彼らがショップに寄ってカフェでK-POPの話で談笑を交わしたりする」と話した。