違法な「スポーツＴＯＴＯ」サイトを運営して６３００億ウォン（約５５３億円）相当の不当利益を得ていたグループが警察に捕まった。

ソウル江南（カンナム）警察署は１８日、日本にサーバを置いていた私設「スポーツＴＯＴＯ」１４サイトを運営していた疑い（国民体育振興法違反など）で８人を拘束し、海外へ逃げた１０人を指名手配したと明らかにした。警察によると彼らは２０１０年６月から最近までサイト会員５６９９人に各種スポーツ競技賭博にベッティングするようにして総計６３００億ウォンあまりの入金を受け、このうち１０％を引き出した疑いだ。

彼らは韓国内に事務室２カ所を置いてインターネット放送でプロスポーツ試合を中継しながら金を賭けさせた後、試合結果を当てさせるようにした。当日、世界証券市場の上昇・下落、終値の末数が奇数か偶数かを当てさせる場合もあった。最大３００万ウォンまでベッティングが可能だった。

警察が確保した月別入出金内訳によれば最大サイトである「ポパイ」には毎月平均３５億ウォン、「フェラーリ」には１５億ウォンが賭博の掛け金として入金された。入金者の中で結果を当てた人には中国やタイにある事務室からインターネットで配当金を送金した。配当して残った収益金は韓国内の大砲通帳（第三者名義の通帳）に送金した。１カ月に多くて５億ウォンに達する収益金は現金で引き出して分けていた。