医療用の放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を生産できる中型加速器が国産化された。
韓国原子力研究院は30日、中型サイクロトロン(円形粒子加速器)の開発に成功したと発表した。政府の研究費75億ウォンが4年間にわたり投入された。これにより多様な医療用放射性同位元素を生産し、国内向けだけでなく海外に輸出する基盤を確保した。
国産中型加速器は、1.5ボルトの乾電池2000万個分に相当するエネルギーの30MeV(電子ボルト)まで水素粒子を加速できる。性能は同クラスの輸入製品に比べ1.5倍よいと研究チームは説明している。