韓国戦争の国軍捕虜、北朝鮮を脱出…「韓国行き望む」

韓国戦争の国軍捕虜、北朝鮮を脱出…「韓国行き望む」

2008年06月25日10時44分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国戦争中に銃によって負傷し、北朝鮮に連行された国軍捕虜が、今月中旬に北朝鮮を脱出し、第3国に留まって韓国行きを希望していると拉北者家族の会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表が24日、明らかにした。

  崔代表はこの日の記者会見で「1951年8月、17歳で入隊し、韓国戦争に参戦したキム・ジンスさん(74、仮名)が14日午後10時、豆満江(トゥマンガン)を渡って北朝鮮からの脱出に成功し、第3国に留まっている」と話した。キム氏は全羅北道完州(チョルラブクト・ワンジュ)出身で、捕虜になった当時の階級は一等中佐だった。崔代表によると、キム氏は1953年7月、休戦を前に中国共産軍が最後の攻撃を敢行した江原道金城(カンウォンド・クムソン)地区の戦闘で銃弾をひざに受けて倒れ、捕虜となった。国内ではキムさんがこの戦闘の際に死亡したものと集計され、陸軍戦死者名簿に含まれていると崔代表は伝えた。北朝鮮に連行されたキムさんは1954年6月から約40年間、平安北道(ピョンアンブクト)一帯の笏洞(ホルドン)鉱山、ハミョン炭鉱、サンハ炭鉱などで鉱石や石炭を掘る仕事をし、1990年代の初めに咸鏡北道(ハムギョンブクト)に移住して農作業を行ってきたと伝えられた。入隊当時、未婚だったキム氏は北朝鮮で結婚し、娘4人と息子1人をもうけたが、家族は一緒に北朝鮮から脱出できなかったと、チェ代表は話している。韓国にはキムさんの兄弟がいるが、両親はすでに亡くなっている。

  キムさんは17日、李明博(イ・ミョンバク)大統領宛てに送った嘆願書には「韓国に早く戻れるよう、配慮していただけることを切に願っている」と記した。崔代表は「韓国戦争に参戦した当時、17歳だったキムさんの身長は150センチだったが、今は140センチに縮まり、体重も35キロしかない」とし「約40年間、炭鉱で仕事をしなければならなかった国軍捕虜の痛みを分かってほしい」と主張している。

  

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